🎪 NEXT STAGE 🎪


【予告】
 2019年8月
「熊谷有芳の全力演劇夏祭り(仮)」

 **8月にたくさん演劇します**
 詳細は追って!

2017年08月23日

くまゆか日誌 「呼吸」

創作日誌「8/22(火)通常稽古」
よろしければこちらを読んでください。

昨日の稽古で、小川に詰め寄る飯田が言い返せなくなってしまうときのリアクションとして、

「息をする、呼吸するぐらいで」

と冨坂さんが演出を付けたのが印象的だった。

そんな繊細で細かい演出をつけるのって、なんか珍しいな、と感じた。

アガリスクに初めて出た『時をかける稽古場』以降、
冨坂さんの演出はすこし変わった気がする。
それより以前のことは知らないけど、時かけではそんなに細かい演出、
こと俳優の身体に寄り添うような、ささいな演出を見た覚えはない。
どちらかと言うと、俳優に自由にやらせて修正していくぐらいの印象だった。

いや、わたしが忘れてるだけでもしかしたら細かい演出というのは結構あったのかもしれない。
でも、「呼吸して」というフレーズは絶対に初めて聞いた。

しかし、その演出はわたしには物凄く腑に落ちて、
実際にやってみたらその前までの大振りな演出(=言い返せなくなって椅子に腰かける)よりも、
はるかにはるかに場が締まったし、飯田を演じる伊藤さんの身体性としても無理が全くなかった。


わたしが呼吸を意識し始めたのはひょっとこ乱舞(現アマヤドリ)という劇団に出るようになってからである。
あの劇団のワークとして「全員で動く」というものがあるが、
呼吸というのは大事なきっかけであり、その場を支配する・その場を作り上げていく動作の一つだ。
「動作」と言い換えたが呼吸はどこまで行っても呼吸で、
ただ息を吸う、吐く、それだけのこと。
お芝居というのは、演劇というのは結局呼吸だ。
呼吸を読む、呼吸を合わせる、呼吸をずらす、そんなことをあの劇団では学んだと思っている。
そしてそれを受け取る身体を常に保持し続けること。
広田さんによく言われたのは「見て」「聞いて」というものである。
そんなシンプルなことが出来ないのだ。

そしてアガリスクでの演出といえば、コメディとして面白い言い方とか見せ方、そういったものが主だ。
俳優への演技のアドバイスというのは、その言い方に特化している部分があると思う。
リズムとかスピード感を結構大事にしている劇団なので。

しかしある時、たしかネコソギ君へだったんじゃないだろうか。
何の公演だったかは覚えていないが、
「ちゃんと息してる?」みたいなことを言っていた。
がちがちになってどうも台詞がうまく発せないような時だったと思う。
その時も、ちゃんと俳優の身体を見ているんだなあと思った。
うちの稽古というのは俳優にとっての稽古より脚本を修正していく稽古みたいなことが多いので、
俳優の身体性より戯曲としての完成度を重視しているのかと思っていたのだ。
それは、単にわたしの壮大なる勘違いだったのかもしれないし、
本当に演出としての手腕の変化であるかもしれない。
わたしはほぼ間違いなく後者だと思っている。

コメディは難しい。

わたしは、まだまだ体得できてないと思ってるし、
体得出来てる人もそんなに多いもんじゃないと思う。
でも、それでもアガリスクの目指すコメディがあってそれを体現するために必死な劇団員一同です。
2016年から自分も含めて劇団員がどどっと増えました。
今いる劇団員が全員揃ったのは前作『時をかける稽古場2.0』なので人によって本公演の数の差はありますが、
ほぼこのメンバー体制になって昨年からコントレックスを3回やっていて、
これも人によって出てる出てないはあるけど劇団として「笑い」への共通認識や距離感みたいなものは、
コントレックスによって構築されたんじゃないかなあ、って思う。
また、『時かけ2.0』を初演からのリブートとして、初演をぶった斬って笑いに貪欲に取りにいったことも同じく、劇団としてのコメディへの攻めの姿勢を強固にした要因でしょう。

アガリスク流のやり方というのはあり続けるが、昨日の呼吸の演出によって、
自分の今迄大事にしてたものと劇団のやり方が共存できるのだ、という
自分への演出ではなかったけれど、ひとつ大きな自信というか確信を得ることができたな、と思うのでした。
posted by 熊谷有芳 at 12:04| Comment(4) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月22日

これは、デート。

休日。
女の子とお昼に待ち合わせして原宿行くなんてさ。
中学生ぶりなわけだ。

歳月とか、ノスタルジーとか、そもそも一緒に行く女の子は凄く若いし、なんか小っ恥ずかしくなったけど、ただ楽しくて、

これはデートだ!!!

と、今ジワジワと思い返して味わっているところです。


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お相手はアガリスクメンバーの榎並夕起。

歳はまあだいぶ離れてるけど、意外と仲良しです。

あと今思ったけど、このブログはただののろけみたいになっちゃうので、こっから先はご理解の上お進みください。

少年アシベでお馴染みの「ゴマちゃんカフェ」なるものがあると耳にしたので、
日程を合わせて今日の日を楽しみにしていた我々だったんですが、
なんとピンポイントで休業日だと知った前日。

ガビーン!

しかしゴマちゃんカフェも行きたかったけどそれより一緒に色々お喋りしたりとか、
そういう事をしたかったわけなので別のパンケーキ屋さんへ行くことにしました。

女の子とパンケーキ屋さんとか、初めて行ったっすよ。

いやもう照れましたわ。

ああ、そうです。
わたしも女ですよ、一応!!
だけどなんか、ねぇ…照れるんです。
たぶんゴマちゃんカフェ行っても照れたと思います。

夏の原宿、ラフォーレの前で待ち合わせ、パンケーキ屋さんへ行くために表参道を歩く…
うーん、若い。
これはシラフじゃ出来ませんわ。

でもシラフだったのでデレデレしながらお店へ行きました。

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パンケーキは美味しかったのですが、
すげぇデカくて食べきるのに1時間以上かかりました。
今度からは小さいやつにします。

その後は衣装探しの旅へ。
古着屋さんをブラブラ。

色々な古着屋さんに入りましたが、
ゆきちゃんがとても楽しそうにしてたのが嬉しかったです。
わたしも古着屋さん大好きなので。
服の趣味なんかの話もして、こういうのはグッと距離が縮まる感じがします。


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古着屋さんにて。
このお店にめちゃめちゃ素敵なデザインのバッグがあって、
二人でワーワー言ってました。
写真は関係ない変なメガネ。

ひたすら原宿の街を歩き回りました。
原宿、久しぶりにちゃんとお店をまわったけど昔とガラッと変わってて、
すこし寂しいような、でもやっぱり懐かしいような、ノスタルジーを感じていました。
中学生の時は、原宿っ子だったのでね。

しかしこの生まれ変わった原宿で気に入ったお店も発見できたし、
また時間あれば買い物に行きたいなーと思いました。


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初めて行った東急プラザのテラスから。
こんな風に原宿を見下ろしたのは初めてかもしれない。


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ジャッキーと榎並さん。
幸せそう。

とまあ、こんな感じでね。昼から夜まで、榎並夕起独占状態でした。
歩き回ってケラケラ笑って無邪気にはしゃいでしまいました。

ほんとなーんも考えずに楽しく遊んでました。

ああ、「原宿で遊ぶ」って、こういう感じだったなぁ、なんて思い出したり。

という、珍しく休日の(野球以外の)話をお届けしました。
明日からまた稽古がんばります!


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ではまた。



posted by 熊谷有芳 at 01:48| Comment(0) | 日々徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月14日

苦しみのくまゆか日誌 8/13

苦しめ!!

苦しんで生まれるなら苦しめ!!



荒々しく始まりました。

普段だったら、「脚本が難航してる」とか「台本こねぇー」とか絶対に言いたくないんですけど、
今回は企画が企画なので開き直っています。

会議は好きですが、今日の会議は自分は全然喰いこめなかったなぁ。
反省。

冨坂さんは、最善手を考えるあまり次の一手が出ない人なんだと思う。
確かにアガリスクの脚本作りは毎回パズル。
あちらが立てばこちらが立たずというものを繋ぎ合わせて両立させる作業を毎度行う。
しかし、案外、灯台もと暗し的なことなんじゃないの?と楽観的に考えてしまう自分がいます。

始球式プロポーズというコントを作った時に、
それまで2つのコントを書ききれずボツにした過程があった後に1日でサラッと書いて来ました。
普段のアガリスクらしい屁理屈成分はあまりなく、冨坂さんは「え、こんなんでいいの?」と不安がっていましたが、
終わってみればみんなお気に入りのコントになってました。

そういう、「とりあえずこんなん作ってみたけど不安やわ。。」くらいのものでも、
作ってしまえば成功でも失敗でも発見があるやん?と思いまっせ、自分は。

えなんか私信みたいになってるねヤダねまあいっか。

今日の稽古はまた自分のシーンを繰り返しやってもらいました。
短いところとは言えありがたいやら先に進みたいやら。

まあしかし、今日でかなり固まってきたように思います。
演説にならないで、ロボットになってしまってよい。
しかし全部ロボットにはならないで。

冨坂さんが言うにはロボつつ普段の熊谷になればいいらしいです。
ロボつつってなんですか、なんですかその雑な日本語は、脚本家のくせに!
ロボつつというワードが地味に稽古場で流行り出しました。
次の稽古でもまだ流行ってんのかなあ。
まあ結局ロボつつなのは最初の台詞だけになったのでもうなんなんだ、って感じなんですが。

さあ、もっと俳優を苦しませておくれ。
そのために執筆は倍苦しんでおくれ。



posted by 熊谷有芳 at 00:59| Comment(2) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする